日本製鉄社長、トヨタなど提訴「全く迷いはない」 特許権侵害で
https://mainichi.jp/articles/20211028/k00/00m/020/188000c

日本製鉄の橋本英二社長は28日、トヨタ自動車と中国鉄鋼大手の宝山鋼鉄を特許権侵害で提訴したことについて
「全く迷いはなかった。社長として合理的な判断をした」と述べた。
会長を務める日本鉄鋼連盟の記者会見で言及した。

日鉄は14日、電動車に使用する電磁鋼板に関する特許権を侵害されたとして両社を提訴。
宝山が製造した電磁鋼板を使用したとしてトヨタの電動車の日本国内での製造、販売を差し止める仮処分も申請している。

トヨタは宝山側に特許侵害がないと確認したとしているが、橋本社長は
「特許は知らなかったでは済まされない。(宝山側から)侵害がないと聞いた、では説明にならない」と反論。
「(トヨタへの提訴は)私も良いとは思っていない」としつつ、和解の可能性についてはトヨタの主張変更が前提だと主張した。