>>163
全然違う
黛の発言を抄録すると

あの船は、完璧な船と思われたでしょうが、私は一番大和の大艦としての欠点は、敵の弾丸、魚雷に弱い部分が一番砲塔から艦首まで、約一〇〇メートル。これは、アーマー(装甲鈑)は全然ない。
(前方の部屋に)スポンジゴムを詰めて、兵員室を全部潰せと。
その代わり、何百人という兵隊が住めなくなるから、戦艦用母艦を造る。
商船を徴用して、士官以下が住んで、訓練のときは、大和、武蔵に乗り移る。出撃のときも乗ってくと。
私が当時言ったのは、すべからく戦艦は、散兵壕と心得るべし。
塹壕の中で寝起きすると同じようにやると。あるいは、戦闘機乗りは、何も生活のことを考えずに戦闘機に乗っていくと、長官以下全部、着の身着のままで昼飯とか、ハードビスケットかじって戦をする。  
その代わり、(戦は)十日以上は(航海が)続かないから、別府へ入ろうと、呉へ入ろうと、それは簡単。そういう意見を出しましたけども、軍令部、軍務局、全くお構いなしだったです。
ゴムという資源がないならば、桐のタンスを下駄でもいいから、全部防御のないところに詰めれば、今度のように至近弾が当たり、あるいは、飛行機魚雷が相当当たっても、沈むことはなかったと思うんです。
それは大和、武蔵ばかりでなく、扶桑級も金剛級も全部同じ要領でやるんです。まあ、そういうような意見は出しましたけれども、ご採用にならなかった。


黛の三倍説はトンデモだが、この点は賛同できる
武蔵がまさにこういう沈み方をしたからね