扶桑型は砲火力を欲張り、14インチ砲を連装砲塔6基12門も装備したが為に、
実戦でほとんど役に立たず、スリガオ海峡海戦で轟沈するだけに終ってしまった。
扶桑型同様に14インチ砲を連装砲塔6基12門も装備した伊勢型は、
砲塔を2基撤去した結果運動性が改善し、実戦で通用する艦となった。

これならば、最初から連装砲塔を5基以下に抑えたバランス型の戦艦を建造した方が、
実戦で役に立たないお荷物に苦慮する事は無かったはず。

妙高型巡洋艦や高雄型巡洋艦の様に集中防御方式を採用し、
三基の主砲塔を一か所にまとめて山形に配置すれば重量を軽減する事ができる。