ウクライナ侵攻はむしろ前例になった…「中国は2027年までに台湾へ侵攻する」と私が確信する理由
3/15(火) 11:16配信
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プレジデントオンライン
■原発攻撃や民間人の犠牲は当然批判を浴びる

 ロシア軍の失敗から容易に学べるのは以下の点だ。ウクライナ侵攻を台湾侵攻に置き換えればこうなる。

 @ 原発や核施設に攻撃を加えると国際社会からの反発が強い

 台湾は「脱原発」へと舵を切り始めているが、6基の原発が稼働している。施設が位置する台湾北部や南部から上陸を試みる場合、施設に損傷を与えない工夫が必要。

 A 住宅街を空爆し、その映像が拡散されてしまうと批判を招く

 台北、新北、桃園など人口が集中する首都圏や台中、高雄などの都市部攻略の際は誤爆しないこと。同時にSNSの規制も必要。

 B 民間人の避難路を早期に確保しないと国際社会から叩かれる

 台湾統一をいくら「ロシアが他国のウクライナに侵攻したのとは訳が違う。台湾は国内問題だ」と言い張っても、民間人に犠牲が出ると批判は高まる。民間人の避難路「人道回廊」の早期設置と徹底は不可欠。

 C 自国の兵士に犠牲者が多いと厭戦気分が高まる

 戦闘状態に入れば、台湾側も「中国軍○千人が死傷」とプロパガンダの情報を流す。そうなると国内で厭戦気分が拡がる。台湾メディアを規制し、同時に中国軍の犠牲者を少なくする戦法が不可欠。