中国国内的にも影響が出るかなあ。
そもそも外敵を作っての空と海の強化は、党の軍隊であり主体は陸軍であった解放軍陸軍からの金と権限ひっぺがし(鉄道部解体、金と物と人事を司る総後勤部を党中央軍事委員会直轄に、解放軍系企業の管理強化etc.)、各軍区で陸軍が指揮権を持っていてオマケだった空と海を陸と同等にすることによる海軍、空軍の支持を元に天安門事件以降強くなりすぎた陸軍の発言力を弱らせるという目的もあったように見える。

同時に、毛沢東が過去の王朝の反省から軍閥化を避けるために軍区間が連携しにくい(むしろ軍区間を競わせ、牽制させ、連携した訓練もせずという)国内向きの構造のままであった国外との戦争向きではない軍制を変えて、軍区とその後の戦区を超えて全軍を連携して動かせる統合作戦体制による運用にかえ、将来的には解放軍が反対してる国軍化をして西側型の軍隊に変えようという近代化もしようとしてたのかなと。

それが今後、ロシアが不安定になる事により、万一にもロシアが西側寄りに変化したり、ロシアの庇護を受けていた中央アジア諸国も、そのロシアの不安定化とロシア軍の弱体化により庇護を受けられなくなり一緒に不安定化した場合、中国としても周辺国の不安定化の輸入を避けるには周辺国に兵士の派遣も含めた援助をするなど陸軍の協力が必要になるかもしれない。

そうなると、前述のやってきた軍改革が停滞または巻き返しにより国軍化の遅れと党内の派閥争いの激化もありやなしや、などと妄想した。