京都の路線バスに中国製EV、圧倒的低価格で日本市場に殴り込み
https://news.yahoo.co.jp/articles/9325075b3c15cb49f4e3ad2c998dc289ddccb325

年末の日本に、衝撃的とも言えるニュースが入って来た。
12月22日、京阪バスが、京都市内を走る路線で、中国の電気自動車メーカーBYD(比亜迪)製の4台の電気バスの運行を始めたのだ。

これまで長く、「日本車を中国で売る」のが常態だったが、
ついに日本の公共交通機関で中国製の車が採用される時代になったのだ。

(中略)

いまから8カ月前の4月後半、上海モーターショーで、トヨタとBYDは、
「『BYDトヨタ電気自動車科学技術株式会社』を3月に設立した」と発表した。
日中の両雄が、初めて合弁会社を設立したのである。

このニュースは、日本でよりも中国での方が話題になった。それは、
「ついに世界のトヨタがBYDに合弁会社設立を求めてきた」という文脈だった。

「BYDはトヨタの何を欲しているのか?」という中国紙記者の質問に、
匿名のBYD関係者はこう答えていた。

「電気自動車というのは、いわば『走る電気製品』であり、
われわれがトヨタから学びたいことなどほとんどない。

それでもトヨタと合弁したのは、何より『世界のトヨタ』の看板が欲しかったからだ。
この看板があれば、世界市場にどこでも入っていける」

この記事を読んだ時、株式の時価総額で日本最大を誇るトヨタも舐められたものだと思った。
だが今年10月には、BYDの時価総額は、トヨタの半分まで来た。
この勢いが続けば、2010年に日中のGDPが逆転したように、いずれ逆転する。