連投2

そして、表の右側では、いわゆる交互接種の効果を示しています。

ファイザー3回接種と比べて、ファイザー2回接種後にモデルナの3回目接種をした方が、少し効果が高く、効果の低下が緩やかな様子です。

つまり、5-6ヶ月前の2回接種ではオミクロン株の感染自体をほとんど防げていないと考えて良いと思います。

3回目接種後でも効果の低下が見られているので、現在のワクチンでオミクロン株の感染拡大を長期的に抑えることが極めて難しそうです。

【入院率】
ここからが嬉しいデータです。

オミクロン株の50万人以上の感染者のデータを分析したところ、入院率が約3分の1でした。

懸念されていた小児患者でも、オミクロン株による入院率はデルタ株と比べて約半分でした。

【ワクチンの入院予防効果】
これが更に嬉しいデータです。

発症予防効果と違って、ワクチン2回接種でもかなり効果が長く持続する様子です。2回目接種から6ヶ月以上が経っても、入院予防効果が52%でした。

そして、3回目接種の場合は88%にも上がりました。この効果も長く持続する可能性が高いです。