>>114の続き

動物が獣舎から逃走し来園者に被害が出たり、感染症になり園内で被害が拡大したりする場合には殺処分の可能性もある。
こうした例外を除いて、国内計91カ所の動物園に共通した運用上の規定はなく、各園の判断に委ねられているのが現状だ。

平川動物公園は、10月27日にリクの展示を再開。
飼育員の遺族は「(飼育員)本人がリクを大切にしていた」と話し、飼育を続けてほしいという意向が同園に寄せられていた。
同園担当者は「人が管理するエリアで起きた事故。殺処分の選択肢はなかった」と明かす。

殺処分しない背景には、園内事故の大半は人的ミスで発生している可能性が高く、動物に責任を問えないという共通した
認識があるためだ。

アムールトラがからむ事故があった京都市動物園の坂本英房副園長(58)は当時、原因が飼育管理上のミスとみられたことを踏まえ、
「他の飼育員らも動物を恨んではおらず、復讐的な殺処分は意味がない」と説明。
死亡事故は起きていない天王寺動物園(大阪市)も「事故が起きたとしても動物に責任は問えない」と強調する。

旭山動物園(北海道旭川市)の元園長で、札幌市円山動物園の小菅正夫アドバイザー(70)は
「動物を人間の管理下に置いている以上、動物に非はない。 事故防止には飼育員の教育を徹底する以外に方法はない」と指摘。
その上で、動物園の運営や管理に関する法律がないことを問題点として挙げ、
「飼育方法に関する規定や事故の際に原因を調べる外部機関が必要だ」と話している。
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これ等の前例からすると、栃木で女性飼育員(22歳)の手首を噛み千切った虎が殺処分される事はまず無さそう。

飼い犬が子供を襲って殺傷させたりしたらほぼ確実に保険所送りだけど、それとはまた状況が大きく異なるしね。