非ハイリスク群は大丈夫そうだけど、ハイリスク群に対する病原性判断はまだ無理だそうです

高山義浩

ちょうど1ヵ月前の投稿ですが、第6波はオミクロン株で「病原性が低下している場合」
に該当しそうです。

非ハイリスク者(50歳以下であって肥満や基礎疾患がない)についての病原性判断は、
沖縄県で症例が蓄積しており、かつ重症化が始まる目安である7日間を過ぎるので、
来週中には出せると思います(政府が認めるかどうかは別)。

もし、このまま非ハイリスク者の病原性が低いと判断できたら、抗原検査キットによる
自己検査をもとにオンライン診療で発生届が出せるようにした方がよいと思います。
すでに沖縄県の救急外来はパンクしかけています。
来週から再来週にかけてが最高潮でしょう。とにかく効率化を進めていかないと・・・。

一方、ハイリスク者(とくに高齢者)についての(ワクチン接種歴を含めた)病原性判断は、
沖縄県でも症例が少なく、まだ判断できません。
ハイリスク感染者が少ないのは良いことですが、ここ数日の救急外来をみていると、
ちょっと高齢者への移行が始まってきた印象はあります。
病床ひっ迫、介護崩壊については、再来週から顕在化するでしょう。
重点措置の意味は感染拡大を抑えて、高齢者や高齢者のケアにあたる人たちが
感染しないように守りきり、その間に3回目接種を終わらせることです。
市町村は大変だと思いますが、接種を急いでください。

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