入管に長期収容、外国人2人が国提訴へ 国連人権理事会WGが意見書
https://www.asahi.com/articles/ASQ1965LQQ16UTIL03N.html

> 裁判などによる審査がないまま出入国在留管理庁の施設に収容されたのは
>国際人権規約に違反するなどとして、難民申請中の外国人の男性2人が
>計約3千万円の損害賠償を国に求める訴訟を東京地裁に近く起こす。

> 原告は、イラン国籍のサファリ・ディマン・ヘイダーさん(53)とトルコ国籍のデニズさん(42)。
> 訴状によると、サファリさんは1991年、デニズさんは2007年に、ともに母国での迫害を逃れて来日した。
>難民申請は認められず強制退去処分となり、10年以上にわたって仮放免と再収容を繰り返された。

> 2人から通報を受けた国連人権理事会の「恣意(しい)的拘禁作業部会」(WG)は20年、
>2人が仮放免後に再び収容されたことなどは「必要性がなく恣意的だ」と指摘。
>収容の期限の定めや収容判断に司法審査がないとして、日本政府に対し、
>法的拘束力はないものの、2人への賠償や出入国管理法の見直しを求める意見書を送った。

> 現在、仮放免中のデニズさんは取材に「生きるために日本に逃げてきたが、
>収容され死にたい気持ちになった。日本が国連のルールを守らないのはおかしい」と話した。
>サファリさんは「外国人も同じ人間として対応するよう入管に変わってほしい」と述べた。