Ben Holland、Anya Andrianova
2022年1月24日 14:14 JST
ロシアとの衝突、欧州経済が失うものは米国よりはるかに大きい

ロシアはEUにとって石油・天然ガスともに最大の供給国
エネルギー高に伴う消費手控えやインフレ高進でEUは制裁に慎重

ロシアはEUにとって第5位の貿易相手国で、最大のエネルギー供給国だ。
一方、米国にとっては辛うじて30位。投資についても同じような格差がある。
ロシアにはイケアやロイヤル・ダッチ・シェル、フォルクスワーゲン(VW)など欧州の有名企業が資金を投じている。

エネルギー価格急伸に伴う消費手控えやインフレ高進を背景にEU当局者は予想される制裁に慎重だ。
ウクライナ侵攻阻止を目指す措置でロシアが受ける痛手が欧州を上回ることを望む一方、
戦争が起きて、最も需要が大きい冬のさなかに天然ガス供給が途絶えることを心配している。

天然ガスは、ロシアがここ数カ月に供給を抑制する状況にあって現時点で特に微妙な課題だ。
価格が3倍に高騰し、電気料金はEU全域で上昇している。
欧州が米国より大きなエネルギーショックを受けているのは主にそのためだ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-01-24/R671N6T1UM0X01?srnd=cojp-v2


やる気がなさすぎるEU
実際、オーストリアはじめ、天然ガスを得る為にロシアに制裁するなとか公言する国があるしな。
ドイツはドイツで、海軍総監が「クリミアは帰ってこない」「ロシアが求めているのはプーチンに対する敬意で戦争は起きない」とかトンデモナイ発言して問題になって辞任したが
まぁウクライナを見捨ててでもロシアから天然ガスと石油を輸入して脱炭素、脱原発、EV詐欺で日本車叩きたいってのがEUの本音でしょう。