>>477
福島第一原発1号機にも電力の必要ない徐熱装置であるIC(アイソレーション・コンデンサ)があった
ICは原子炉の蒸気を、水に漬けたラジエターに通して水に戻して冷却材である水の喪失を防ぎ
原子炉を冷却する装置
原発事故時は2基あったICの両方を起動したが、冷却速度が早すぎたために1基を停止
もう1基の開閉で炉心の温度を調整していたが、閉操作後に全電源喪失してメルトダウンした
2基とも作動させていれば1号機は冷温停止していたそうだ

2号機以降にはICではなくRCICが装備されてた
これは原子炉の蒸気でタービンを回して発電し電動ポンプを作動させ原子炉に注水する装置
こちらは想定外の3日以上連続稼働させた結果、補助バッテリーが空になり動かなくなって
メルトダウンした
おまけにこのRCICのタービンはリーク箇所があり原子炉の蒸気が格納容器に充満してしまったそうである

新型原子炉ではICだけで徐熱し、高圧注水装置であるECCSも不要としている