>>688

キ44(二式単戦)のくびれについては鳥養先生が世界の傑作機で解説していた号(どれだったっけ?)があったが、あれは少しでも胴体を細くしたい(有効翼面積を少しでも取りたい)がための処理だから、土井さんはあまり批判していないね。
雷電VS二式単戦を比較すれば、空技廠の理論に飛びついた三菱勢(本庄季郎、堀越二郎)と、それと一歩距離を置いた川崎、中島勢(土井武夫、糸川英夫)とではどっちがより実戦的な設計だったかということになる。

結論から言えば、世界的な傾向から見ても、土井武夫の意見の方が正解だったということに。

余談だが鳥養先生は川西の菊原静雄が強風→紫電→紫電改とたどった道は、結果としては”余分な回り道だった”と評していますね。