「まるで蜃気楼だ」 野党が岸田首相追及に四苦八苦 (産経 1/31)

野党が岸田文雄首相の追及に四苦八苦している。首相は批判を受けると方針転換をいとわないため、争点が雲散霧消するからだ。
政権を追い詰められなければ夏の参院選への気勢は上がらない。
「まるで蜃気楼だ」との声も漏れる中、つかみどころのない首相を前に野党のストレスはたまる一方だ。

「首相の新型コロナウイルス対応は嵐の真っ最中になってから屋根を必死で修理しているように見える」

立憲民主党の江田憲司氏は31日の衆院予算委員会でこう訴え、家庭用の検査キット不足などに懸念を示した。
泉健太代表も1月28日、党の政策の在り方を議論する「持続可能な社会ビジョン創造委員会」の初会合で、首相が掲げる
「新しい資本主義」を「中身にほとんど新味はない」と批判。両氏は政権の受け皿としての存在感をアピールした形だ。

しかし、現時点では首相を攻めきれておらず、立民への期待は高まっていない。
首相はこれまで、新型コロナ対策などで批判を受けると躊躇なく方針を転換。国土交通省の統計不正問題では追及される前に
関係者の処分を発表し、野党の勢いをそぐ「したたかさ」も見せた。

立民の小川淳也政調会長は1月19日の衆院本会議で首相の姿勢を「朝令暮改」と批判したが、首相は
「大切なことは国民にとって最善の対応をとることだ」とどこ吹く風。「
温厚で善人のように見える」(日本維新の会関係者)雰囲気も後押ししているのか、内閣支持率は堅調だ。

野党は首相が質問に正面から答えていないことにもいらだちを募らせている。
無所属議員の衆院会派「有志の会」の緒方林太郎氏は1月26日の衆院予算委で、金融政策をめぐり首相から明確な答弁が得られず
「掴みどころがない。蜃気楼のようだ」と呆れたように語った。31日の予算委でも江田氏が「何でもかんでも『引き続き検討』だ」と苦言を呈した。
https://www.sankei.com/article/20220131-HLWAEWN2F5KJZHOVIGXDMDCBKM/

逆に言えば野党がこれまでモリカケサクラに依存し過ぎてそれ以外の論戦も出来ない無能集団って事だよな。