いや、ランツクネヒツのパイクマンは、基本的には普段着で戦ってたそうな。そりゃ略奪品とかで武装できればするが、中々そうはいかなかったと。

確か給料が、現代の基準にして年に200万円〜300万円ぐらいで、一年働いたら給料を元手に店でも開くか……とはいかず、半分はパイクのレンタル料で持ってかれるとか。 ましてや鎧だの剣だのと、あれこれ揃えている余裕なぞない。少なくともパートの傭兵は、言われているほど煌びやかに着飾ってもいられない、ってのが実情らしい。

ちなみに、野戦でもなければ、駐屯した市町村や周辺の農家に分散して泊まるので、無理に野営することもないし、武装だって解いてくつろげるようだね。
傭兵を泊める農家の方は心配だろうけれど、そこはけっこう持ちつ持たれつで、案外と農家の娘と恋に落ちて結婚する者もいたそうな。