元公安警察官は見た 日本共産党に壊滅的な打撃を与えた特高警察の「スパイM」の正体 (デイリー新潮 2/4)

日本の公安警察は、アメリカのCIAやFBIのように華々しくドラマや映画に登場することもなく、その諜報活動は一般にはほとんど知られていない。

警視庁へ入庁後、公安畑を17年務め、数年前に退職。 昨年9月に『警視庁公安部外事課』(光文社)を出版した勝丸円覚氏に、警察のスパイとして
日本共産党に壊滅的なダメージを与えた飯塚盈延という男について聞いた。
(中略)
10月30日午前4時50分、特高は党員が宿泊している旅館を包囲し一斉に踏み込んだ。逮捕容疑は治安維持法違反だった。
「武装した共産党員が銃を発砲したため、重傷を負った警察官もいたそうです。
 激しい抵抗があったものの、代表者会議に出かけていた共産党員は全員逮捕されました」

 実を言うと、特高に全国代表者会議の情報を流したのは、「スパイM」として知られた松村昇こと飯塚盈延という男だった。

「彼は学生時代、成績が良く天才と言われていたそうです。 共産党の初期の労働者党員になり、モスクワの東方勤労者共産大学(クートヴェ)に
留学しています。 ところが留学中に共産主義に幻滅し、帰国後に特高に検挙されたのをきっかけに転向して警察の協力者になったのです」

 共産党は当初、飯塚がスパイだとは気づかなかったという。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/df552c3f6c3d0589e0c68a59bccafe2e838f2c38

革命の同志を売り飛ばしたスパイってまんまダグラムのデスタンだよこいつ。 なお末路は

>《特高首脳部は、スパイ飯塚盈延に大金を与えて姿をくらませ、その後、飯塚は終生、社会からの逃亡者としての生活を行い、待合に隠れ、
>北海道と満州を往復し、終戦後偽名で帰国して以来本籍を隠し、偽名を使い続け、元特高らに消されることを恐れ、一室に閉じこもり、
>昭和四十年酒におぼれて逃亡者としての悲惨な生涯を終えています。