[北京ルポ]ロボットが作った正体不明の丼物には良心がなかった (ハンギョレ 2/6)

五輪も結局は食事だ。最高のコンディションを維持しなければならない選手はもちろん、ボランティアや記者にとっても食事の問題は重要だ
。特に、五輪は国外で開かれるため、食事が口に合わなければ苦労する。
今回の大会では、クローズドループで大会参加者と外部を完全に分離しているため、なおさらだ。配達の食事もクローズドループを越えられないからだ。

中国は食べ物がおいしいとされる国だ。 そのうえ、メインメディアセンター(MMC)構内のレストランでは、ロボットが直接食事を作り、給仕までして
話題になりもした。ところが、 すでに参加者の不満は尋常ではなくなっている。
クローズドループ内では身動きがとれず、選択権は事実上ないにもかかわらず、値段は高く食事の味は劣るからだ。
あまりにひどく、昨年夏の東京五輪の際に競技場の各所に置かれていたピーナッツサンドイッチでさえ恋しくなる。
(中略)
中国に来たのだから中国料理を食べようと考え、東坡肉を注文した。材料がないと言ってきた。
すでに決済した状態だったため、同じ値段(85元・約1500円)のうな丼に替えてほしいと言ってきた。
約10分ほど後に料理が到着したが、どう見てもナシゴレンだった。
電話をかけて別の料理が来たと伝えると、ホテルからは間違って送ってしまったと言われ、食べ物をまた持ってきた。

問題は、新たに来た食べ物もまったくうな丼には見えなかったという点だ。
ご飯の上にウナギが置かれている姿を想像していたが、長ねぎだけがぽつんとあった。 代わりに、ご飯の中に何か細かく切られたものが入っていた。

初めはきのこだと考え、一瞬、食用ミールワームを思い浮かべたりもした。 食べてみると、まさにウナギだった。
「日本式」というよりは「細切りウナギごはん」のような名前がふさわしかった。
韓国にいる知人の数人に食べ物の写真を送った。誰もこの食べ物の正体を当てることはできなかった。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5587a46cf08def97751471633cec841582d46894

中国ご自慢のハイテクロボット自動調理/配膳システムもハンギョレ曰く散々な代物らしい。