東京の2倍…「日本で一番EVが普及しているのは"あの地方都市"」
必要なのは充電インフラではない
https://president.jp/articles/-/54485


東京の2倍以上EVが普及する「地方都市」

1月22日の日本経済新聞の1面に興味深い記事があった。
日本の人口あたりのEV普及台数を見ると、地方のほうがはるかに多いという内容である。

最も多いのは岐阜県で、人口1万人あたり34.8台ということだ。
東京は15.4台だから、岐阜は東京の2倍以上EVが普及していることになる。

現状ではEVはガソリン車に比べかなり高価であり、
所得の高い大都市部中心に売れているように思いがちだが、実体は逆なのである。

なぜこのような現象が起こるのか。
その大きな要因のひとつが過疎化によるガソリンスタンドの減少らしい。


ガソリンスタンドは、車の燃費向上(国交省のデータによれば、
平成初期にくらべ2倍以上向上している)による需要減で都市部でも廃業が相次いでいるが、
過疎地域では人口減も重なりその傾向がさらに強い。
最寄りのガソリンスタンドまで15km以上離れている、という人も少なからずいるらしい。