「伝説のシルバーウルフ」が戦死、欧州が哀悼…ロシア戦闘機から領空守る  (中央日報 3/3)

ウクライナの領空を守った「シルバーウルフ」に退役はなかった。ロシアが侵攻すると、直ちに祖国の空に復帰した。
そして味方から敵機を引き離そうとしたが、ついに空で散華した。

「シルバーウルフ」と呼ばれるウクライナのトップガン(最優秀パイロット)オレクサンドル・オクサンチェンコ大佐(54)が
ロシア戦闘機との空中戦で死去したと、ウクライナ軍が明らかにした。

ウクライナのゼレンスキー大統領は先月28日(現地時間)、
「世界最高の戦闘機操縦士の一人、オレクサンドル・オクサンチェンコ大佐が空中戦で死去した」とし
「彼は(作戦中)敵の航空機を迂回させた」と伝えた。
ゼレンスキー大統領はこの日、オクサンチェンコ大佐を含む軍人12人に英雄称号を授与した。

オクサンチェンコ大佐は先月25日、首都キエフの上空でロシアの戦闘機をウクライナの軍隊から引き離す任務を
遂行中だったが、ロシアS−400対空防御システムに撃墜された。
一部の航空専門メディアはオクサンチェンコ大佐がキエフ郊外のホストメル空港を死守しようとして死亡したと伝えた。

2000時間以上の飛行記録を持つオクサンチェンコ大佐は、ウクライナのロシア製戦闘機スホイ(Su)−27フランカー級操縦士で、
2018年に引退した。 しかしロシアがウクライナを侵攻すると、すぐに復帰した。
ウクライナ国防省は先月25日、ツイッターに「転役した機長から将軍まで、数十人の熟練パイロットが空軍に復帰している」と伝えたが、
オクサンチェンコ大佐もこのように復帰したベテランパイロットだった。

オクサンチェンコ大佐が服務した第831航空戦術旅団は「世界のパイロットから尊敬されていた彼は世界最高の『敵軍破壊者』になった」
と哀悼した。
続いて「オクサンチェンコは生前『技術と責任は同義語』と教えた」とし「オクサンチェンコを知るすべての人々は彼が人生の英雄に
なったと確信する」と書いた。(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/64f3f417db414afce49a4bb2ab9b67a158635588