一介の庶民階級出身者が、立身出世して一国の独裁者になった場合だが、
まず前提として国民が独裁者を受け入れてくれないと独裁者たりえない。
だから外国への危機をあおり、国内政治の不満を外国に向け、
外国と戦うためには独裁者のもとで一致団結しなければという総力戦体制の体裁を作りたがる

これに対して代々の王が国の独裁者の場合は、よほどの失政をしない限りは、
国民は王家の尊い血統を有する王に従うのは当然だと思い込めるので、王もわざわざ外国に冒険的な暴挙に出にくい。