直径5.61mのプロペラを付けたツポレフTu-95ベア爆撃機になると、エンジンの回転数は8,250rpmなのに、プロペラの回転数は750rpm。 1/11という高い減速比である。 12,500馬力のエンジンに耐えられて、かつ高い減速比を持つ減速ギアボックスを造るのは大変だ。

実はこの巨大プロペラは音速近い950km時の気流の中でこそ大推力を発揮できるが
滑走開始とか離陸直後の200-300km時だとペラ面を通過する気流が十分でないので
750rpmの回転数だと推力が低く離陸滑走がやたらと長く離陸直後の上昇がえらい遅い

どうせ二重反転式なんだし、離陸滑走の開始時は一方向回転のペラ軸にはブレーキをかけて
片方を2倍の回転数で回せば地上停止の際の推力は4倍w

離陸して十分な速度がついたらブレーキで止めていたペラを徐々にブレーキ解除して
正常な二重反転にして通常飛行する
というようなことは可能なんだろうか