なお、「房総半島の防衛 3巻」に銚子沖発進の米艦載機は浦和滞空5分との記載がある。
銚子から浦和は100~120Km前後
銚子から境も100km前後
しかも途中の松戸には高射陣地があり、迎撃機の飛行場も経路上にいくつかあります(今の下総基地とかなw)

そういえば有名なバトルオブブリテンで、フランスを発進したBf109のロンドン上空滞空可能時間は10分と言われてましたね。
作戦機動は夜間を中心にし、昼間は整備や休養にあてると、富士部隊戦闘教令にありますが、それらを抜きにしても、かなり手厚い対空防護態勢。

さらに米軍上陸艦隊が発見されれば、上陸を待たずに第36軍は九十九里への前進配備を行う予定ですので・・・
うん、やっぱり旧軍は九十九里に到達可能だ!

戦史草書の記述は、あくまでも44年5月以前の状況しか書いてなく、その後旧軍は対策した。
そこは巻末の資料から読み取れるだけ。

通説の「旧軍は利根川は渡れない。九十九里に到達できない、これは旧軍が図上演習で認めてるから、本土決戦は最初から不可能」という論説は誤りである!

(九十九里に到達して米軍を撃破できるとはいわないw)
(多分、撃破できるのは上陸第一波の1~2個の海兵連隊程度とみます)