https://www.theguardian.com/world/2022/mar/13/is-there-any-justification-for-putins-war
主張:NATOはロシアを包囲し、そうしないという保証にもかかわらず、ロシアの安全を直接脅かしている。

1991年以来、NATOは東欧11カ国と旧ソ連3共和国を吸収してきた。2000年にプーチン氏が大統領に就任する以前から、ロシアはこれを難色を示していた。
1990年のドイツ再統一後、ソ連最後の指導者ゴルバチョフに「NATOは一歩も東に移動しない」と確約を得たという説もある。しかし、これには大きな異論がある。
ロシアの論理は、歴史によって形成されている。スウェーデン国防大学のトマス・リース准教授は、「ロシアの歴史観では、100年に一度くらいは西側から侵略があると考えられている」と言う。
「ロシアの軍事的観点からすれば、NATOが拡大されたときに彼らが心配したことは理解できる」と述べ、それでもなおこう付け加えた。「この主張の問題点は、西側がロシアを攻撃するなんて、(ロシア以外)誰も夢にも思わないということだ」。
そして、NATOに加盟したばかりの独立国の立場もある。「NATOが拡大しようとしたのではなく、各国が我々を入れろとドアを叩いてきたのだ」とリース氏は言う。「我々の世界観からすると、これらの国はロシアを恐れるに足る理由がある小国なのです。