ロシア政府内部の告発者、ロシア軍戦死者は1万人越えの可能性も

英国のThe Times紙は7日、ロシア連邦保安庁(FSB)の内部告発者が書いた手紙を取り上げ
「ロシア軍兵士の死者は1万人を越えている可能性がある」と報じて注目を集めている。

問題の手紙の主要ポイントを箇条書きにすると以下の通りだ。

1 FSBはトップの要求に沿った内容の報告書作成を要求されることが増えている。
2 FSBはウクライナ侵攻作戦を知らされていなかったし制裁への備えも準備していない。
3 そもそもウクライナに対する電撃作戦を誰が言い出したのかも不明。
4 非ナチ化やウクライナの非軍事化の達成基準が曖昧で分析不可能。
5 侵攻責任をウクライナに押し付けるため対外情報庁がウクライナ核兵器開発の証拠を偽装中。
6 大統領暗殺のため派遣した特殊部隊を殺されカディロフは怒ってロシアと対立している。
7 電撃的なキエフ占領は失敗して最も少ない犠牲者と抵抗でウクライナを片付けるプランは消えた。
8 軍事力で制圧しても4,000万人以上のウクライナ人を支配するには50万人以上の兵力が必要。