>>551
>今の半導体戦争どころの話じゃないし
>石油はどうサプライチェーンを組み替えたところで出ないところには出ない

しかも将来的な石油禁輸措置に備えて、石棺を液化して作る人造石油プラントの実用化に大枚をはたき、
これが開戦までに実働していれば備蓄分と合わせて結構食い繋げるはず・・

と政府や軍部は皮算用していたんですよな。
しかし開戦不可避という時期になって報告を受けたところ、最も有力なパテントの買い付けに失敗した為に
人造石油の生産どころか、プラント建設の目途すら立たないとの事。

これでは長期持久どころか可能な限り短期間で南方油田を確保せねば、乏しい備蓄石油を食い潰して
戦争計画そのものが破綻してしまうので、軍部は頭を抱えました。

その後最重要戦略目標であるボルネオの油田と製油所は開戦後早期制圧できたために、国内の備蓄石油が
枯渇する前に内地への輸送が可能になりましたが、プランBの人造石油プラントは結局終戦までまともに
稼働できず、膨大な予算資材と人手を浪費しただけで戦局には全く貢献できませんでした。

同盟国ドイツの人造石油プラントは施設が空爆で破壊される戦争終盤まで、ドイツ軍の膨大な燃料需要を
補えたのと比べると余りにも差があり過ぎました。