ロシアのウクライナ侵略は全世代のドイツ政治家の否定を意味する。
つまり長い間プーチンの「役に立つ馬鹿(useful idiot)」だったということだ。 ポリティコ報道。
https://www.politico.eu/article/putin-merkel-germany-scholz-foreign-policy-ukraine-war-invasion-nord-stream-2/

ドイツが歴史上、間違ったチームでプレーしたのはこれが初めてではない。
だから過去16年間にロシアをどう扱うかという問題に関して
しっかりと「間違った陣営に属していたこと」は誰にとっても驚くに値しない。

むしろ予測できなかったのはここ数週間での対露姿勢の大転換とそのスピードだ。
ベルリンは「新しい時代に入った」と、時代の夜明けを掲げた。
それから数週間、彼らが本当に言いたいのは「先に進もう」だというのは明らかだ。

グルジア以降のロシアによる持続的な侵略に直面してなお、ロシア指導部と関わり続けるという
ドイツの頑固な主張はメルケルをチェンバレンと並ぶ
「政治的無知のパンテオン」に祀られる理由となる壊滅的失態に他ならない。

しかしロシアのウクライナ侵略はメルケルの否定にとどまらず、
1970年代以降の全世代のドイツ政治家の否定を意味する。