拷問受けた「子ども2人死亡」…「戦争犯罪」追及へウクライナとEUが捜査チーム

ウクライナ最高会議(国会)の人権オンブズマンは5日、キーウ近郊イルピンでも2日、性的暴行や拷問を受けたとみられる10歳未満の子ども2人が死亡しているのが確認されたことを明らかにした。

 このほか、ロシア軍が拠点としていたキーウ州のキャンプ施設では、後ろ手に縛られ5人が死んでいた。4人は後頭部を撃たれ、1人は頭蓋骨が折れていたという。東部スムイ州でも露軍の駐留地周辺で、拷問の末に殺害された民間人3人の遺体が見つかった。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は5日のビデオ演説で、ブチャだけで露軍に殺害・拷問された市民が300人超となり、同じくキーウ近郊にある人口約1万2000人のボロディヤンカの方が「被害者数は多い可能性がある」と語った。

読売