◆本日のハイパーポーラナイト◆

「メイドインアビス二次創作」「脳内劇場版にフジキドを放り込んでみた」「通りすがりだ。だがオヌシは殺す」

赤黒い不浄の炎がハンチング帽とコートの男の全身を包み、燃え上がる。やがてその下から現れたのは、ニンジャである。
ドス黒い血液を凍り付かせて固体にし、糸を成して織り上げたかのようなニンジャ装束。
恐怖を煽る字体で「忍」「殺」と書かれた鋼鉄製のメンポ。溶鉱炉めいて赤熱したブレーサー。
噴き上がる煤がカラテとなり、空気を燃やす。

「おやおやおや……ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン。まさか本当に実在していたとは……あまつさえ、間近に相見えるとは……素晴らしい……!」
「ドーモ。ボンドルド=サン……ニンジャスレイヤーです」

ゴ、ゴウランガ! 突然現れたニンジャを前にしても尚、余裕を崩さずにアイサツを先制するボンドルド。NRSの兆候など欠片も見せぬ圧倒的アトモスフィアだ。実際タツジン!

「しかし残念ながら私はニンジャではなく、一介の探窟家に過ぎません。ご安心なさってお引き取りされては如何でしょうか? ご必要ならば道案内も致しましょう」
「気遣いは無用。何故ならオヌシはここで無惨に死ぬからだ」
「おやおやおやおや……本当に、本当に素晴らしい……! 私のニューロンは今、未知への好奇心で満たされ、溢れかえりそうなほどです」
「ならば溢れた好奇心をサンズ・リバーの渡し賃として用いるがよい。イヤーッ!」

大体そんなオープニングだ。