①ウクライナ戦争の行方　
　プーチンによるＮＢＣ兵器使用の可能性を排除できないので、レンドリース法が
　成立しても航空機・戦車が大量に供与されるわけじゃない。プーチンを刺激する
　大勝利は想定されてない。戦争は小部隊による戦闘の積み重ねの陣取り合戦で、
　おそらく年単位で続く。
②ウクライナの小麦輸出の途絶と世界に与える影響
　確実に生産も減るし、黒海の制海権がない限り輸出できない。エジプトや中国に
　買い負けた途上国では食糧不足で政情不安になる。第二次大戦の導火線になった
　大恐慌以上の混乱が起きるかもしれない。
③弱体化したロシアとユーラシアの不安定化
　これまでロシアが武力で抑え込んでいた、ユーラシアのさまざまな勢力の勃興。
　第二のＩＳのような組織が生まれるかもしれない。中国の民族問題に火が付くか
　もしれない。
④日本も対策が必要
　米の作付面積を増やすとか、原発を順次再稼働させるとか、食糧・エネルギー危
　機を見越したスピード感のある対策が必要。日本のような先進国が、化石燃料を
　なるべく使わないことが世界への貢献になる。