ロシア軍に新たな疑惑 略奪品を発送か…防犯カメラにロシア兵 (テレ朝ニュース 4/10)

(前略)首都キーウ周辺から隣国のベラルーシに撤退したとみられるロシア軍ですが、規律の乱れが深刻な状態に陥っているようです。
ベラルーシのメディアが公開した映像です。
ウクライナ国境に近いベラルーシ・マズィルにある宅配サービス会社の防犯カメラの映像で、2日に撮られたものだといいます。

映像には軍服姿のロシア兵が梱包作業をしたり、大きな荷物のサイズを計ったり、なかには興奮気味に兵士同士で握手をする姿が映し出されていました。
ロシア兵が持ち込んだのは酒や電動スクーター、なかにはウクライナのショッピングモールの袋とみられるものも。
これら品々はロシア兵がウクライナの住宅や店などから略奪したものとみられていて、ベラルーシから母国のロシアへ送られたといいます。

この映像を公開したジャーナリストが取材に答えてくれました。
ガユン・プロジェクト、アントン・モトルコ代表:「(Q.なぜ“略奪品”をロシアに送ったと分かった?)マズィルの住民たちが宅配会社にトラックが来ていると
連絡をくれた。 もし、それほどの量や重い製品をベラルーシで買ったなら地元住民は気が付くはずだ」

この日、ロシア兵10人以上が発送した荷物は2トン以上にも及び、多くはアルタイ地方のルブツォフスクに送られていたといいます。

 ユン・プロジェクト、アントン・モトルコ代表:「これは“ジェノサイド”と呼べるもので、少なくとも戦争犯罪だ。
ロシア軍のイメージ、ロシア軍の評判が…ちゃんとした軍だったら、こんなことは絶対にしない。ちゃんとした軍は規則を守る」(後略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/235b06c037040138acca00bdae71cfb35a3ef00b

戦地からの略奪品が直接兵士の故郷の家族まで民間宅配便で届くなんてある意味21世紀の戦争を象徴するような事案だよな。

興味深いのは、ロシア軍による略奪行為の告発がロシアの属国であるはずのベラルーシで行われたという事です。
ベラルーシが全力でプーチンに忖度しているのなら、こんな要らぬ事をする連中は即刻逮捕拘禁されているはずだから、意外とロシアとベラルーシの間の
隙間風は大きいのかも。