https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/records/7065#.YlQ5UMjP2iw
ちょっと前に話題になっていたロシアの法文化が死んでる事についての論文
・欧州社会は古くから市場経済由来の契約関係が発展しており王と貴族と庶民の関係も双務性があり
それが法文化を形成し後に立憲主義になり更には民主化の下地になっていった
・ロシアでは村落レベルでは実質的平等(時々で個人の農地割当を変える等私有化されてない)が好まれ
王は無制限の専制であり貴族はただの縁故官僚に近く庶民との契約関係も無かった為に上も下も法文化が希薄だった
・歴史上ロシア革命時にリベラル派が主導権を握った時が法文化が根付くチャンスだったがマルクスに潰された
・ソ連においては勿論市場経済は存在しない上に法より権威が先行し法は下位の訓令と合わさって
滅茶苦茶な運用がされた為法ニヒリズムが加速しただけだった
・このように庶民の意識と歴史的経緯からロシアに法文化が根付かないまま現代に至る
書いたように法文化は立憲主義と民主化の下地なので民主化が頓挫しプーチン帝国になった残当さの裏付けにもなる話