スラヴァ級のエピソード、今思えばフラグでしかなかった

本級の最大の特徴は何といっても艦体側面にズラリと並べられた8基ものP-500バザーリトの2連装対艦ミサイルランチャーであろう。
見るからに攻撃的な外見だが、このレイアウトは当時の西側の軍事評論家達の議論の的となっていた。

「ぶっちゃけランチャーに被弾したらヤバくね?」と

この疑問に対し、1991年に2番艦「マーシャル・ウスチーノフ」がアメリカを訪問した際、身の程知らず勇敢なアメリカ海軍の士官がウスチーノフの士官にその事を質問してしまった。

だが彼は栄光の名を冠する船の乗員に恥じない対応を披露した。

「ご心配なく。あなた方の攻撃が届く前にスラヴァのミサイルランチャーは発射されて空っぽになってますよ。あなた方に向かってね」