“西側から「戦争」を挑まれたという被害妄想的な認識”「弱い」ロシア軍の「戦い方」を知る必読の一冊[新書ベストセラー]
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4月12日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『80歳の壁』が獲得した。
第2位は『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』。
第3位は『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』となった。

4位以下で注目は5位にランクインした『現代ロシアの軍事戦略』。
ロシアの軍事・安全保障政策の研究者小泉悠さんが昨年5月に刊行した一冊。
ウクライナ情勢の悪化に伴い注目が高まっている。産経新聞の磨井慎吾記者は
《世界屈指の軍事大国であるロシアだが、印象的なのは「弱い」ロシア軍という視点だ。
ソ連崩壊で超大国から転落したロシアは、政治・経済はもとより正規軍の質と量でも西側より劣位に陥った。
だがいまだ自らの勢力圏とみなす旧ソ連諸国の民主化は認め難いため、
西側から「戦争」を挑まれたという被害妄想的な認識になる。
そこで浮上したのが、情報戦などの非軍事的手段を駆使した「ハイブリッド戦争」という手法だ。
さらに大国間戦争で劣勢になった際は、戦術核兵器の使用も選択肢という。》と同書で得られる知見を解説。
《ロシアの「戦い方」を知る際に、必読の一冊だ。》と述べている。