ウクライナのドンバス地方東部にあるセルヒーフカ村には、ほとんど若者が残っていない。
つい最近までセルヒーフカには1,500人の住民がおり、村の中心部の日曜日は活気に満ちていたはずだ。
しかし、東と南の前線から約50km離れたこの村は、空っぽになってしまった。残っているのは300人で、ほとんどが年配者である。
「ずっとここに住んでいるんだ」。59歳のミコラ・ルヒネッツさんは、ライフル銃を持った新米領邦防衛隊員。「必要であれば、私はここセルヒーフカに留まり、ここを守るつもりだ」。
若い人たちが安全な地域に移り、年配の人たちが残るという人口動態の変化は、ウクライナのあちこちで起こっている。
「年配の人たちが旅に出るのは大変だ」と村長のヴァレリー・ドゥヘルニィさんは言う。
「そして、感傷的な人もいる。彼らは住んでいる場所との感情的な結びつきが強い。」
「故郷以外の場所で死にたくないんだ」
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