>>809
BMDは目標位置の予測値を、弧を描く弾道軌道を想定した運動モデルにすることで直線運動ではない目標の迎撃に対処してるんじゃなかったっけ?もちろん会合点予測を行っている点で本質的には同じだけど。
ただ運動モデルが変わる可能性がある目標だと予測が立たない訳で、目標位置予測とインターセプトまでの軌道を目標の軌道変更に応じて随時修正し直さないといけなくなる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Maneuverable_reentry_vehicle
一方で迎撃側の速度が目標の速度より勝っていれば迎撃体は目標より機動性が鈍るし、遅ければ目標をインターセプトできる範囲が限定される。
つまり軌道が変えられる方が速度によらず圧倒的に優位なんじゃないか。
それを非誘導弾で対処するというのは一つの発想だろうけど、そのためには弾幕密度が十分であることが必要で、分厚い対流層を通過した後の弾の散け方を考えると発射速度がCIWSなみに必要。
その意味で、今のレールガンは砲身が融解してるみたいだから発射速度ではかなり難しいんじゃないかな。それとも門数を揃えるか。
リアルタイムの誘導に頼らず古式ゆかしく発射機のアジエレの微修正をして軌道修正するにしても、シュートルックシュートでもフィードバックに10秒は必要だし、その間に大気の擾乱状況が変わりそう。
そうすると、フィードバックではなく、事前にレーダーやライダーによる大気の計測結果と弾道偏差の対応テーブルを作っておき、それを使って、撃つ前のレーダーやライダー計測結果に基づきアジエレにオフセットをかけておく、というやり方かな。完全に戦前と同じ発想だけど。