練習機開発というのは海外の軍用機メーカーでも微妙な存在だ
アメリカではボーイングとLMの対応を見るとよくわかる
F-35を大量生産して小型軍用機の受注で寡占を進めるLMはT-Xでは終始T-50の焼き直し版しか提案してない
それに対して小型軍用機部門が風前の灯火であるボーイングは自社試作までして受注を取りに行った
欧州でも戦闘機開発の中核になるBAEやダッソーはホークやアルファジェットの後継機には全く関心を示さない
それに対して本流にはなれないスペインエアバスがAFJTを企画したりレオナルドが旧ソ連機をベースにM-346を開発した
かつての日本も主力戦闘機であるF-104,F-4,F-15のライセンス生産に甘んじてた時代にT-1〜T-4が開発された
それが次期戦闘機開発の話が本格化してくるにつれ練習機開発の話が消えていった
国策で練習機開発をしている国でも韓国やトルコは本格的な戦闘機や無人機開発へ軸足を移しつつある