ウクライナ東部出身で現在は日本でロシア語講師をしているピクスノーワ・オクサーナさんに
に電話を繋ぎ、ロシアによりドネツク共和国として承認された地元の現状について話を聞いた。

日本では2014以来続いているウクライナ東部での武力衝突を「親ロシア派と反ロシア派の内戦」
と伝えてきたが、実際はどのようなことが起きているのか?

内戦というのは真っ赤な嘘。そもそも親ロシア派など実際は存在していない。
私たちは親ロシア派という人たちの軍を実際見てきたが、兵士のほとんどがロシア人。
なぜそれがわかるかというと、彼らが使ってる言葉が、普段東部の人が喋ってる言葉では
ないから。彼らはロシアの軍人が率いてる軍隊で、ロシアの兵器を使ってウクライナ軍と
戦闘を行っている。2014年の武装蜂起もロシア軍が先頭に立って行ったことで、その時点で
からこれはウクライナ対ロシアの戦争であって、内戦ではなかった。

ロシアはドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立を一方的に承認したが、これについてどう思うか?

そもそも人民共和国を作ったのも仕掛けたのもロシアで、地元の人たちに独立する意思は
全くなかった。2014年のある日、突然、ドネツク人民共和国という国旗が出てきて、
私たちは全く戸惑った、「この国旗は何?私たちには全く馴染みがないんだけど」と。
今回の共和国承認も、あくまでロシアがウクライナの政治情勢を混乱させるために計画した
作戦であって、そこに住んでる人たちのために行ったことではない。

https://www.joqr.co.jp/qr/article/44011/