>>905
仰る通り、これらの宇宙大国ランキングはEU諸国を一括で括るのか否かで全く違う数字になりますからな。

とは言え、EUは長年施設や研究機関を共有した状態で進めていたから、今更国ごとの縦割り開発にはできないし、
そもそも主力ロケットのアリアンシリーズの打ち上げですから、ほぼ全部をEU域外の南米の仏領ギアナ植民地の
射場に丸投げしているのだから、余計に縦割りする意味が無くなります。

それでは余りに面倒くさいので、EUを一括りにして計上する方式が主流なのですが。

>アメリカ、ロシア、日本、フランス、イギリス、中国、インド、ウクライナ、イラン、イスラエルあたりは南朝鮮から遥かに先にいる
>あと北朝鮮やNZ、UAEですら南には勝る

EUを一纏めにした6大国枠以外の国だと、ウクライナ・イラン・北朝鮮は過去に衛星打ち上げの実績はあるものの、少なくとも
年1回のペースで継続的に自前の射場から打ち上げる能力を有していません。

イスラエルは1988年の初打ち上げ以来、合計9回の衛星打ち上げに成功しているものの、打ち上げペースは3-4年に1回程度で
地球の自転とは逆の真西方向にしか打ち上げられないというハンデを抱えているから、リソース的に6大国へのキャッチアップは
難しそうです。

そしてNZは小型の衛星打ち上げビジネスとしては最も成功しているエレクトロンロケットの打ち上げ実績を積み重ね、2017年以来
33回打ち上げて30回成功と言う抜群の成功率を誇ります。

とは言えこのエレクトロンは米国との合弁事業でもあるし、最大ペイロードが300kgに過ぎない小型機であるからここも単独での
キャッチアップは困難です。

UAEに至っては自前のロケットも射場も持っていないから、結局韓国のライバルはイスラエルとNZ辺りになりますね。