前教えてもらった知識だけど、舵の後縁に工夫があるんすよ

フォッケすら高速では舵が急激に重くなるって米軍は評価してるぐらいだからもう米軍の基準がかなり厳しい要求なんだよ


「naca再び登場 アメリカが誇る航空機開発研究機関」
でググってTOPに来るページにP51のエルロンの画像がある
これを拡大して見ると・・・
小さいけどエルロン断面後端が鈍角に面取りされているのが解る
これはべべル形後縁と言って
高速域でエルロン操作が重いのを改善する空力的工夫
人力で舵角を取った時エルロン後端の面取り形状に負圧が生じ、舵角を大きくする方向への助力として働く
上のHPの下、NEXTリンクに他機とは異なるP51のロール特性がグラフ化されてる
高速でもロール性能が悪化しない特性・・・

内藤一郎の「飛行機の安定と操縦性」という本にもべべル形エルロンの解説が有り
日本がこれを知ったのは戦後であると書かれている

https://digital.library.unt.edu/ark:/67531/metadc61610/m1/