>>968
>シェンノートは米第10空軍の一指揮官として軍に復帰しており、「シェンノート空軍」なんてものは存在してない

 統合参謀本部は、中国情勢についての反対意見書を作成し、スチルウェルの立場を弁護する準備をした。
 その意見書は、蒋介石の誤ったシェンノート支持と、第14航空軍司令官としてのシェンノートの
戦略・戦術の幼稚さに、非難が集中した。
 ペンタゴンの軍首脳者たちの考えは、総体的に、シェンノートの航空作戦計画、およびそれを支えるた
めの大量補給の努力は、アメリカの兵力、資材の浪費であって、ほかの地域の作戦を妨害するもので
あるということに一致していた。
 シェンノートの方針は、中国において実効をあげず、ヨーロッパでの活動に制約をあたえていた。
 それは、飛行機やそのほかの装備品を、イタリアから中国に補給がえをしたためである。
 この見解は、一九四四年七月四日にルーズベルト大統領に提出された、中国の危機に関する
統合参謀本部の公式報告に記述された。
 この公式報告は、シェンノートの作戦原理に反論していて、第二次大戦中に発行された文書のなかでも、
一番おかしな内容の文書であった。
http://ktymtskz.my.coocan.jp/J/aircraft/chaina8.htm