>>862
織豊政権時代は銭(宋銭、明銭)を主体とする経済だった
これを金(と銀)に価値を集中させたのが秀吉

しかし、金と銀の準備が豊臣政権にも徳川幕府初期にも間に合わず、また権力の基盤が軍事力=農生産力だったため、幕府は米を基軸とする価値体系を創設、これが江戸時代初期

社会が安定し、金座、銀座を設けて金銀の流通をコントロールできるようになったことで、経済の転換を図ることになったが、これが完成するのが江戸時代中期、だから中期までの江戸幕府は事実上の米本位制度
金銀のコントロールに際して力を発揮したのが大久保長安だな