ウクライナ当局は自分たちに不利な情報や、部分的に劣勢だって情報もそれなりに公平に出してくるところが上手いんだよ。
戦果の数字の盛り方も実はかなり控えめで、ウクライナが「10」だと言っていたら、その後遅れてイギリスとかアメリカから「6~8は堅い」って分析が出てくる。
これの繰り返しでどんどん世界中からの信用が高まっていく。
日頃の正直さがあるからブチャの虐殺もあっという間に世界中に事実と認められた。

これに対してロシアの情報の出し方は、もう50年、100年遅れた、今では北朝鮮くらいしかやっていない大時代的なプロパガンダで、ほぼ常に1を10と誇張するタイプのやつ。
これじゃ負けるよ。だいたい味方が騙されたり、味方が信用しなくなったりする。

戦時における主権国家の情報の出し方に、実効性のある法的規制なんかないけど、企業でいうコンプライアンスみたいなものがまるで両者では違って、その差が戦況にも影響してる。