「トランプ・タワー・モスクワ」の詳細が判明 内部文書を入手
https://www.google.com/amp/s/www.cnn.co.jp/amp/article/35107032.html

トランプ米大統領が経営していた不動産会社トランプ・オーガナイゼーションが2015年にロシアの首都モスクワの「トランプタワー」建設計画に関与していた件で、CNNは9日までに、この計画の詳細を記した同社の内部文書を入手した。

覚書はトランプブランドの使用に関するライセンス契約の概要を記したもので、400万ドル(現在の為替レートで4億3000万円)の使用料前払いやマンション部分の売却に伴うマージン、マーケティングや設計に関する承認などが定められていた。ホテルのスパにトランプ氏の長女イバンカ氏の名前を冠する選択肢も含まれていた。

実現すればトランプ・オーガナイゼーションは不動産開発の資金調達の責任を負わず、経営や外観に対する管理権が認められる魅力的なブランド案件となるはずだった。

覚書にはプロジェクトの費用に関する記載がなく、ロシアの開発会社がどこから資金調達する予定だったかも不明。ただ、仲介役のセーター氏は先月、米紙ニューヨーク・タイムズに、ロシア政府が一部出資するVTB銀行からの調達を準備していたと明かした。同行は開発業者がパートナーとする7つの銀行のうちの一つで、米国による経済制裁の対象となっている。