特定の本読んで感銘うけたって、これは1957年の古典だから今更感銘受けたとかいう話じゃない

中露がダメさを露呈したのはここ数ヶ月のことだが、改めてユーラシアの乾燥地帯を挟んだオールド帝国はやっぱりダメ、改革開放やソ連崩壊という一時的なイベントはあっても本質は変わらないという感銘はあるけどな

レイシスト共は、これを民族を構成する個人の資質の優劣と単純に理解する
そうではなくて、気象、植生、地形など人間のコントロール外の要因でたまたま恵まれた国とそうでない国があり、戦艦の国産に象徴される国力の差に繋がっている
人間の資質に優劣はないが、文明の優劣は厳然としてある
で、この文明レベルの差は、核兵器開発や経済開発などの弥縫策では到底埋められない

戦艦、兵器、戦争というものは、文明のレベルや質の差のひとつの現れなんだから、このバックグラウンドがない議論は底が浅すぎる

当然、梅棹の言う第一地域国同士の優劣も存在する
日本は第二地域よりはマトモな文明を築けたが、第一地域国同士の比較だと足りない点は多々ある
そこから謙虚に教訓を学んで、自己否定から自己改革を続けていくことが大事
この辺りは野中郁次郎などの論考につながっていく

このスレにありがちなのは、こういう誰もが知っている先行研究に対する無知から、ちょっと視野が広がると勝手に俺様史観呼ばわりすることだな
知ったうえでの批判ならともかく、人類共有財産たる古典への無知、敬意の欠如はプーチンや紅衛兵そのものというべき