>>589
 米空母らしい呼び出し符号の傍受は5/3説と5/4説がありますが、5/3説が回想によるもので、5/4説が記録によるものなので、実際に米空母のものであったかどうかは別として、5/4夜の傍受の可能性が高いように思います。

 いずれにしても、南雲部隊はきちんと索敵機を出したつもりで、しかも位置を間違っていたとはいえ発見までしています。
 米空母の存在を確信していたとしても索敵計画自体には変更はあり得ないでしょう。現に米空母の存在が認識されていた珊瑚海でも二段索敵などは行っていませんでした。

 ただミッドウェイに対する第二次攻撃を準備せず、兵装転換しないで利根機が報じた米空母の当初の想定位置に第二次攻撃隊を送り込むことは可能です。
 しかしその位置が誤っていたため空振りに終わる公算が大です。
 運良く南雲部隊に向かう米空母機と途中遭遇してその航跡から推定してヨークタウンに達することができてもその1隻しか叩けません。

 その頃、米空母の攻撃で史実通り赤城加賀蒼龍は被爆。直援が少なくなる分、もしかしたら飛龍も被爆するかもしれません。
 これが第一次攻撃隊の再装備に誘爆するかどうかはより詳しく検討する必要がありますが、少なくとも発着不能に追い込まれることになります。
 再攻撃はもう困難でしょう。