戦艦「大和」に搭載された艦載水上機とは?
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大和型では、設計段階で予定されていた艦載機と、実際に就役してから配備された艦載機の機種が異なるため、
搭載機数については、就役後の機数となる。搭載された機種は、連合軍コードネームでピート(Pete)と呼ばれた複葉複座の零式観測機と、
同じくジェーク(Jake)と呼ばれた単葉3座の零式水上偵察機であった。

 このうち、零式観測機は弾着観測が主任務でその他に対潜哨戒(たいせんしょうかい)などにも使われ、
零式水上偵察機は索敵が主任務ながら、零式観測機と同様の任務にも使われている。これらの機種のうち、
もし前者だけを搭載するなら格納庫に6機を収納し、カタパルト上にそれぞれ1機ずつ載せて計8機の搭載が可能で、
後者だけを搭載するなら格納庫に5機を収容し、カタパルト上の2機と合わせて7機となる。
だが結局、大和型は最後まで最大機数を搭載することはなかった。

 戦艦「大和」最後の出撃となった沖縄海上特攻では、搭載していたわずか1機の零式水上偵察機を、
坊ノ岬沖(ぼうのみさきおき)海戦が始まる前に発艦させており、同機は指宿(いぶすき)基地に無事帰り着いている。