>>740
ところで兵器の性能は各国とも異なる。あるとき成功した戦法が、別の相手に成功するとは限らない

 一例
1942年5月7日、ラバウルから雷装一式陸攻×12機、爆装九六式陸攻×36機が出撃
敵艦隊(重巡2,軽巡1、駆逐艦3)を攻撃。 一式陸攻12機のうち8機が未帰還 (月刊『丸』2022年4月号 特集・航空雷撃戦)

戦果は『カルフォルニア型戦艦1隻轟沈、英重巡キャンベラ型1隻傾斜火災沈没の算大なり、ウォースパイト型戦艦1隻大破停止沈没の算大』
(実際には命中弾なし。米艦隊は無傷)

これは航空主兵論の失敗例。米艦の対空火器はマレー沖の英艦に比べ格段に優秀だった

しかし過大な戦果誤認のため日本軍は「成功」と錯覚する。この種の錯覚はその後も続いた。日本海軍が航空自滅戦的な戦闘を続けた理由