ロシア軍からカホフカ市の「市長代行」に命じられた男のコメント

https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0117/topic039.html?cid=gendaihk-tw-220513

「ネメレツ市長がやめるよう強制されたというのはうそです。
ロシア軍と協力して街の重要な問題を決定する機会が何度か与えられたのに、拒否したのです。
彼は全権を捨て街の外へと出ました。私は裏切りだと理解しています。

その後、ロシア軍の司令部から私に一時的に行政の長となるよう指令が来ました。
私たちのことを裏切り者だと言っている人がインターネット上にはいますが、私は街を捨て去った役人こそ裏切り者だと思います。
私たちはこの街、この土地、自らの家に残り、普通の暮らしを続けようとしているだけなのです」

「ロシア連邦はヘルソン州を編入しようと計画しています。そうすれば年金も賃金もぐっとよくなるでしょう。
公的に接触しているロシア側の正式な代表者から、その立場について繰り返し聞いています。
クリミアで行われたような方式が私たちの州でも検討されているのです。大部分の住民はロシア連邦への編入を望んでいます。
行政機関がしっかり機能し、行政サービスを行うための予算が確保されることを望んでいるのです」

取材の最後には、「あなたはロシアに利用されているのではないか」と問いただしました。
しかし、フィリプチュク氏は「そんな考えは毛頭持っていない」と否定し、
自分はあくまで信念に従っていて「ウクライナを利用しているのは西側だ」と考えを曲げませんでした。