https://twitter.com/GdPanzergraf/status/1524945523760693248
戦争研究所(ISW) ロシア攻勢戦役評価 1845 ET 12.05.2022 / 0745 JST 13.05.2022

要点
① ロシア軍はセベロドネツクの北でわずかに占領地を広げ、
おそらくルビジュネとVoevodivkaを占領したものと思われる。

② ハルキウ市周辺で行われているウクライナの反撃を止めるために、
ロシア軍はハルキウ北部のウクライナ部隊展開箇所に激しい砲撃を加えた。

③ ロシア軍はスネーク島[注:ズミイヌイ島]の拠点強化を進めているが、
その目的は、黒海北西海域でオデーサに向かおうとする海運・海上交通能力を阻止することにある。

ドンバス
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ロシア軍は、イジューム方面の攻勢の停滞と、Lyman~セベロドネツク~ポパスナ線での攻勢が相対的に成功していることを考え、
イジュームからスロビャンスク方面へ向かう大包囲策を放棄し、セベロドネツク~リシチャンシクでの小包囲策に移行しつつある可能性がある。
しかし、この戦争を通して、ロシア軍は人口密集地域で停滞する傾向があり、各部隊の士気・戦力も低下しているため、
小包囲が成功するかどうかは分からない。そのため、包囲ができた場合でも、ウクライナ軍がロシア包囲網を突破後退する可能性もある。
なお、ハルキウ方面から引き抜かれた部隊は、おそらくドネツ川東岸沿いに配備され、ロシア軍後方連絡線の防護任務にあたるものと思われる。

マリウポリ
ロシア軍はアゾフスタリ工場からの脱出用トンネルの封鎖に集中している。また、
占領当局は、早ければ5月15日に、マリウポリのロシア編入に関する住民投票を実施する可能性がある。

ハルキウ
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「ハルキウ近郊でのウクライナの反撃は、最終的にはキーウとウクライナ西部からロシア部隊を完全に撤退させることにつながった反撃作戦と、
極めて類似した様子で始まっている。しかし、ロシアがこの地域でキーウと同様の決断を下すかどうかを評価するには早すぎる」

ウクライナ南部
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ロシア軍は、ムィコラーイウ市への攻勢発動を目的とした、ムィコラーイウ・ヘルソン州境沿いでの戦闘を始めている。

ロシア軍は、黒海北西で活動するロシア海軍艦艇へのエアカバーとして、クリミア西部に防空兵器システムを展開させた。
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