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戦争研究所(ISW) ロシア攻勢戦役評価 1830 ET 15.05.2022 / 0730 JST 16.05.2022

15日の注目点から
? ロシアはイジュームからドネツク市に至るドンバス全体の包囲を諦め、
ルハンシク州全土の確保に目標を縮小した模様。そのため、当座の焦点は“セベロドネツク会戦”となる。

ロシア軍の即時投入可能な予備兵力が枯渇している可能性が大きい
。そのためドンバスで徴集した兵士、PMCの傭兵が、本来ロシア人のみで構成される正規軍部隊に編入されている。
とりわけ衝撃的なのは、精鋭部隊である空挺部隊にPMCの傭兵が補充兵員として投入されていることだ。

要点
① ロシア軍はドネツク州の州境まで進出することよりも、セベロドネツク会戦での勝利を優先するつもりである可能性が大きい。

② イジューム地域での攻勢作戦が思わしくないため、ロシア軍はスロビャンスク方向へ進撃できなかった。
ウクライナ航空部隊はイジュームの北と東での作戦行動を実行中。

③ ロシア軍はアゾフスタリ製鉄所への砲爆撃及び海上からの攻撃を行い続けたが、マリウポリ守備隊はその拠点を維持した。

④ ロシア軍は南部方面で占領した集落の防御を固めつつあるが、ロシアの目的はこの地域の長期的な支配にあると考えられる。

ドンバス
・イジューム周辺部へのウクライナ軍の空襲・ドローン攻撃の結果、イジューム東部集落にいたロシア軍が後退した。
・ロシア軍の作戦の中心は、ルビジュネ~ポパスナ間での包囲戦に移行した模様(焦点はセベロドネツク)。

ハルキウ市
ウクライナの反撃が続き、ロシア軍はVovchanskを通る地上連絡線(GLOC)の防御を重視している。

ウクライナ南部
ロシアは占領地の防御に努め、同地域の長期的支配を固めようとしている。
また、ザポリージャ州の占領地域にある自動車部品工場を再稼働させ、軍需品の生産を始めようとしている。
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